町工場できいてみた
 

重さをはかるための分銅についての紹介

分銅は天秤で重さをはかるための基準となる重量物で、おもりというイメージです

天秤の一方に測りたいものをのせて、反対側に分銅をのせることで釣り合いをとっていきます。

分銅の重さの種類が多いければ多いほど正確な重量を測定することが可能なのです。

つりあったところでおもりの重さの合計を計算して重量を算出します。

シンプルなものですがおもりの管理が重要です。

まず、手で触ってはいけません。

劣化したりすることで重量が変わるためです。

おもりには保証された重量があります。

手汗などのさびで重量が変わってしまうのです。

次に管理で、専用のケースに入れて湿度が適正なところに保管します。

湿度が高いと錆びたりするリスクがあるためです。

落としたりしてはいけません。

打痕がつくと重量が変わってしまったりバランスが崩れてしまうので正しく計測することができないのです。

定期的にこの重りを検査することも重要です。

経年劣化がないかどうかを確認する必要があります。

専用の校正機関に依頼して計測します。

証明書を発行してもらうことで品質が正しいことを担保する必要があるのです。

国際規格のISO14000シリーズを取得している会社はこれの作業が必須となりますし、なくても正しく品質管理をしている証明としては必要な行為となります。

検査が不合格であればこの重りを購入しなおす必要があります。

正しく管理しなければ購入しなおすことでコストがかかってしまうのです。